「フランス、パリ」、「1307年」、「10月13日の金曜日」、画面に収まる最大サイズの文字が並ぶ字幕(『ウォッチメン』の時よりも大きい!)が次々に映し出されるなか、今まさに火刑に処されようというテンプル騎士団の面々が繋がれた処刑場に、最後の騎士が連行されてゆく。タラ・ヘルナンデスとデイモン・リンドルフがクリエーターを務めるピーコックのTV/配信最新シリーズ'Mrs.Davis'の冒頭シーンだ。この処刑の様子を見守る女性たちのひとりにカメラが寄る。翌朝騎士団の亡骸の山から甲冑のブーツにあたる部分を引っ張り出しているこの女性が、修道院とおぼしき場所に戻るなり、修道女長(マザー)らしき女性と目で合図しあう。そこに武装した輩の集団が乱入し、リーダーの男が「聖杯を出せ」とマザーに詰め寄る。それを一笑にふした彼女に「テンプルとつるんでるくせに」と手をあげる。すると、この男の首が一瞬にして斬り落とされる。
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